意志決定の原則

ピーター・ドラッカー「意志決定は常に、可能なかぎり低いレベル、行動に近いところで行う必要がある。これが第一の原則である。同時に意志決定は、それによって影響を受ける活動全体を見渡せるだけの高いレベルで行う必要がある。これが第二の原則である。第一の原則は、どの程度の低さで意志決定を行わなければならないかについて言い、第二の原則は、どの程度の高さで意志決定を行わなければならないかについて言っている。第二の原則から、意志決定に参画すべき者や、その結果を知らされるべき者の範囲が明らかになる。意志決定のレベルに関わるこの二つの原則から、個々の活動を組織のどこに位置づけるかが明らかになる。」事件は会議室で起こっているのではなく、現場で起こっている。高みに立って意志決定した上で、権限をどれだけ委譲できるか。