一定数を超えれば組織を動かす

W・チャン・キムとレネ・モボルシュのブルー・オーシャン戦略から。「ティッピング・ポイント・リーダーシップとは、どのような組織でも、一定数を超える人々が信念を抱き、熱意を傾ければ、そのアイデアは流行となって広がっていく、という考え方である。このような現象を起こすカギは、拡散ではなく集中にある。途方もなく大きな変革を仕掛けるといっても、すべての経営資源に長期にわたって投資を行い、多大な反応を引き起こして、成果を上げようというのではない。従来の常識とは逆なのである。むしろ、組織内でとりわけ大きな影響力を持つファクターを見極め、それらを活かすことで、資源と時間を節約しようというのだ。」なるほど、広く浅く平等にやっていくのではなく、効果のある鍵となる人々に、集中的に火をつければよいのだ。