睡眠中の整理力を活かす

築山節さん。「思考が整理できないという人は、睡眠不足である場合がよくあります。脳も筋肉と同じように疲労し、その疲労は十分な睡眠を取らなければ回復されません。また、記憶の定着、思考の整理は、起きている間よりも寝ている間のほうが進みやすいのです。寝ているときは、情報がほぼ遮断されていて、新しい情報が入ってこない。しかし、脳は活動している。入力がない状態で、一時的に保存していた記憶をより永続的な記憶に変換したり、得た情報を取捨選択し、思考を整理したりしているわけです。眠っている間は何もできないと考えるのではなく、思考を自動的に整理させる時間と考えるわけです。たとえば、翌日使う資料に目を通し、問題点を大まかに考えておくと、翌朝、思考が整理されているということが起こります」あなたが寝てる間に。