才能とは継続できる力

NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」で、羽生善治さんの回から。「10代のころから、その才気を発揮し、天才と呼ばれる羽生だが、25才という若さで7冠達成という頂点を極めた後、漠然とした不安に駆られ始める。『この先どうなるのか』。迷いとともに次第に戦績を下げ、2年前には、タイトルは1冠にまで落ち込んだ。そんな時、見慣れたはずのベテラン棋士たちが将棋に打ち込む姿を見て、羽生はあることに気づく。『才能とは、一瞬のひらめきやきらめきではなく、情熱や努力を継続できる力だ』。『勝ち負けだけにこだわらず、生涯をかけ自分の将棋を極める』。羽生は今また、新たな境地で将棋に挑んでいる」天才にしてからがこの言葉である。なにがしかの才があるとすれば、それは努力を継続するだけという自分にとって、信じたい言葉でもある。