永守重信さん。「仕事は必ずその日のうちに片付ける。たとえば夜9時に海外から帰ってきても私は帰宅する前に京都本社に立ち寄り、その日の書類に目を通す。よほどのことがないかぎり、一時、二時までかかっても『決して明日延ばしにはしない』と決めている。つまり、『一日決算主義』を貫いているのだ。なぜなら明日になればまた別の事態が生じるはずで、そこで判断が重なれば混乱するおそれがあるからだ。即時即答、そのような努力をしないと、結局は仕事を明日延ばしにすることになる。明日延ばしすれば、それだけ目標から遠のく。『一日決算主義』を貫くことが夢を達成し、ひいては大法螺を実現することになるのだ」もういいや、明日やろう、と考えて先送りする仕事のいかに多いことか。せめて、メールだけでも一日決算主義で処理していこうか。