余計な欲は捨てないと

北島康介さん。「欲は重要だけれど、余計な欲は捨てないと勝負事はダメ。簡単に言えば、遊びたいとか、賞金が入るとか・・・・・・。先を見すぎてはいけない。北京でも先を見すぎていた選手がいた。僕も相当欲はあるけれど、『メダルが欲しい』という欲しかない。」「五輪には選手たちが醸し出す特別の空気がある。その空気にのまれる選手もいた。ぼくはそんなふうになったことがないから分からないけれど、本当の勝負をしにきていないんだと思う。普段、適当に練習していると、大きな舞台に立ったときにツケが回ってくる。」メダルが欲しい、という所まで、つまり、純粋な目標を達成する所までは夢見て良いのだ。しかし、それを達成することに付随してくる賞賛であるとか、お金であるとか、そういう、あえていえば不純な目標は駄目なのだ。純粋な夢を。