心と遺伝子は影響を与えあう

nakatomimoka2009-07-28

村上和雄さん。「私は心と遺伝子は、互いに影響を及ぼしあっていると思うんですよ。例えば好奇心の旺盛な人と、何を見ても感動しない人がいるんですが、調べてみると遺伝子のある部分が違うらしいというのがわかった。そうすると心に遺伝子が影響を及ぼしているということになる。もちろん逆もある。ピサ大学で ”ただいま恋愛中”の学生に、一日最低4時間相手のことを思いなさいという実験をやった。その人たちの血液を調べると、セロトニンという興奮を抑える神経物質の濃度が異常に下がったんですよ。それはセロトニンを運ぶタンパク質が減ったからなんですね。で、タンパク質に変化があったってことは、遺伝子が働いているはずなんですよ。どんなタンパク質を作れっていうのは遺伝子が指示することだからね」遺伝子が心の影響を受ける。