若本博隆さん。「仕事でも遊びでも、まず『ゴール設定』というのはやっていますね。例えば、バンドをやる時でもまずゴールを設定する。日本経済新聞社の大人のバンドコンテストの時も、まず決勝戦に出ている絵(イメージ)から全て始めたんです。そしてその絵に必要な人は誰かを考える。ここには妥協はありません。例えば決勝戦の日は用事があって出られないというならば、申し訳ないけれども最初からメンバーに入れない。そしてバンドの名前・コンセプトを決めて、そこに到達するフレームとプロセスを作る。そこまでやればあとは任せる。南部がよく『迷路はどうすれば一番早く出口への最適な近道を見つけられると思う?』と問うんですね。聞けば当たり前ですが、これの答えは『出口からルートをさかのぼること』なんです」描けているか、ゴール。