組織変革には臨界点が存在する

nakatomimoka2011-02-01

小笹芳央さん。「組織を変革する際には、そのきっかけをリーダー自らが創り出す必要がありますが、ここで、リーダーが注意しなければならない重要なポイントは、『組織変革には臨界点が存在する』ということです。どれほど組織に変革の兆候が見え始めたとしても、『臨界点を超えるところ』まで継続しなければ、慣性が働いて組織は元の状態に戻ってしまうのです。私のこれまでの経験から考えてみると、組織全体の1/3のメンバーが変革行動を受け入れるようになれば、2/3に広がるまでそれほど時間はかかりません。そこまで行くと、残りの1/3メンバーは今度は自分がマイナリティになるのを恐れるため、ダイナミックな変化が起きます。つまり、全体の1/3のメンバーが変革行動を受け入れた時が臨界点となるのです」3分の1をまず変える。Photo:[H]