人間の本質は遊びにある

nakatomimoka2011-02-07

鎌田浩毅さん。「ホイジンガは人間の本質はあえて『遊び』にあると主張した。『遊び』とは、決められた時間と空間の中で行われる自発的な行為である。『遊び』には自分で決めた規則がある。自らが決定したのだから、その規則は破ってはならず、絶対的な縛りを遊びに与えてくる。これがあって初めて『遊び』は成立するのである。さらに『遊び』の目的は、遊ぶという行為それ自体の中にある、とした。すなわち何か別の目標を達成するために遊ぶというのは、本来の『遊び』ではない。遊びは日常の利害得失に関係してはいけないのだ。したがって本当の『遊び』の中には、緊張と喜びと楽しさが同居するのである。もう一つの大事な主張は、遊びという一見非合理な行動から人間のクリエーティブな能力が生まれる、ということである」遊びをせむとや。