100年を繋ぐ

nakatomimoka2011-07-20

谷川浩司さん「囲碁の世界には『100年を繋ぐ』という言葉があります。将棋の世界もトーナメントプロとして長く戦えます。若いときに50歳くらい上の先輩棋士と対局できる、自分が歳を取ってから50歳くらい若い棋士とも対局できる、上下合わせて100年の、その世界の芸を繋ぐことができるということですね。楽天の前監督の野村克也さんが『財を残すのは下、仕事を残すは中、人を残すは上』とおっしゃっていました。昔よく、先輩の先生方に将棋を教わったり、ごちそうになったり、ということがありました。先輩がおっしゃっていたのは『君たちはそれを私たちに返すのではなく、後輩たちに残していってほしい』ということ。ごちそうすること、将棋を教えることもそう、将棋の心構えを教えるということもそうです」100年とはいかねど、せめて。