ケリー・マグゴニガルさん。「集中力トレーニングの目的は、自分が何によって気を散らされているかを知ること。気が散るという状態は、自然の成り行きではなく、自分自身が選択した行動の結果なのです。自分自身が、どんなプロセスを踏んで、『気が散る』という状態を選んでいるのかを分析していきます。例えば、あなたが『朝、会社に行ったらプレゼン資料を作ろう』と決めていたとします。デスクに座って資料を作り始めました。しかし、どうでしょう。１０分後、あなたはスマホを取り出してメールを打っているではありませんか。さて、この間に何が起こったか。これを客観的に見ていくのが集中力トレーニングです。紙に書いても、パソコンに打ち込んでも構いませんので、その時の自分の様子を記録し、科学者的な目で分析してください」やってみよう。
