秋元康さん。「昔から自分にとっての幸せは、自己満足の連続性だと思っていました。400円くらいの文庫本で一日幸せになれたとか、麻布十番で100円のメンチカツを買ったらアツアツで美味しかったとか、冬の寒い日にお風呂に入ったら幸せじゃないですか。そういう細かい自己満足を連続させることによって、『ああ、この一週間幸せだったな』みたいに思えるんじゃないか、と。同級生に会うとかでも十分なんですよね。そういうのは持っているはずなのに、『ベンツを持ってないと幸せじゃない』『ハワイに行かないと幸せじゃない』と考える人が多い」浅田次郎さん。「幸せっていうのは、自分の力でできることをやり遂げた時に感じるもの。自分の力で得られる小さな幸せを積み重ねていかなければ、幸福のレベルを上げていくことはできないのにね」幸せ。