一気に駆け上がる

nakatomimoka2018-06-22

林成之さん。「そのときに伝授した『勝つための脳科学』の要諦のひとつに、『一気に駆け上がれ!』というのがあります。私が助言を求められたのは、本番まで数か月の間がある頃でしたが、こうした時期、スポーツ選手は一度ペースダウンして、その後、本番に向けて少しずつ調子を上げていくという調整法をとるのが一般的です。しかし、私は、『それでは勝てない』と、その常識的な調整法を真向から否定したのです。なぜなら、人間の能力というのは、『一気に駆け上がる』もので、最も調子が高まったときや記録の伸び盛りのときにこそ、さらに急激に伸ばしていける、そういう加速度的な性質を持っているからです。ギア全開でいちばんスピードが出ているピーク時にこそ、もっとも大きな伸びしろが発生して、人間の能力は急速に成長していく」よりハードな練習を。