皿洗いだけに集中

アーサー・ブルックスさん。「満足は、より大きなものを追うことから生じるのではなく、より小さなものに注意を払うことから生じます。ティク・ナット・ハンは、『マインドフルの奇跡』で次のように説いています。『皿洗いをしているときは、皿洗いだけに集中すべきです。つまり、皿洗いをしている間は、皿洗いをしているという事実を完全に意識しているべきです。皿洗い中に過去や未来のことを考えているなら、「皿洗いをしている間は、生きていない」からです。死んだ過去を追体験しているか、観念の中にしか存在しない『未来に吸い込まれている』かどちらかです。ですからマインドフルであることだけが、本当の意味で生きていることなのです。大きな目標が成就した記憶よりも、思いがけない小さな幸運に感動した記憶のほうが持続性があります」目の前に。