服装は出会った人への

秋田道夫さん。「自分で自分は確認できないですよね。鏡を見てもそれが本当に自分なのか分かりません。じゃあどうやって自分を確認するかといえば、『他の人と出会った時』に自分が何なのかが分かると思っています。『服装は出会った人へのプレゼント』だといっているのですが、それはおしゃれな人と会うと、『自分もおしゃれな人に感じる』し、『おしゃれな人とお話をしている自分が誇らしく思える』作用があるからではないかと思っています。服というのは自分がどういう人であるかの視覚的メッセージがあります。さりとて派手である必要はまったく無くて、シンプルな服装をしていてもメッセージはあると思います。つまり、服は公共的なコミュニケーションになり得る。服は着ている自分には見えず、周りの人には見えるもの。景色ですね」おしゃれは。