利他行動と運のよさ

中野信子さん。「利他行動をどれだけとれるかによってその人の運のよさは大きく左右される、といえそうです。そのひとつは、脳の報酬系が刺激されること。他人のために何かをすると、『えらいね』『なんてすばらしい人なんだ』などと、ほめられたり、よい評価を受けたりする場合があります。人の脳は、ほめたれたり、他者からよい評価を受けたりすると、現金を受け取ったときと同じような喜びを感じるのです。ところで、利他行動は常にだれかからほめられたり、よい評価を受けたりするとは限りませんが、自分自身は見ています。人の脳には、前頭前野内側部という自分の行動を評価する部位があります。この部位が『よくやった!』などと自分の行動を評価すると、たとえ他人から褒められなくても、大きな快感を得られるのです」だよね。自利利他、公私一如。