ネイビーをベースに

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大山旬さん。「優先して選ぶべき色というのはある程度決まっています。大人の男性がもっとも優先して選ぶべき色は『ネイビー』です。色選びに困ったら、まずはネイビーを選ぶようにしましょう。なぜ、ネイビーを選ぶべきなのかというと、どんな色にも合わせやすく、体型も引き締まって見えるからです。特にジャケット、ニット、アウターなど、外側に羽織るものにネイビーを選ぶと、着こなしが締まります。黒は意外と合わせるのが難しい色です。実はネイビーはとても万能な色で、どんな色ともよく合います。その中で、もっとも相性がいいのが『白』です。同系色であるブルー系との相性もよいです。一方で、淡い色を使ったコーディネートは難易度が高いです。ベージュやアイボリー、白などは膨張色であり、着こなし全体がぼやけてしまうのです」ネイビー!

それとも書きたいのか

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小野正嗣さん「『作家に?私が若いころは誰もがロック・シンガーになりたいと言ったものです」とカズオ・イシグロはほほえんだ。満場の観衆がどっと笑った。まだノーベル賞を受賞する前、『忘れられた巨人』の翻訳刊行に合わせ、2015年6月に東京で開催された講演会でのことだ。『作家になるには?』という質問に答えての発言。『自分に問うてほしいのです。<作家>になりたいのか。それとも書きたいのか。前者ならやめたほうがいい。もし後者なら書き続けてください。(中略)人は作家になるのではない。書くことによって、つねに自分とは他なる者になる。イギリスと日本の狭間で自分とは何者かを真摯に問い続けてきた作家の柔らかい声には、そのような真実の響きがあった」ステータスとしての作家なのか、書くための必要性としての作家なのか。

人との絆にお金を

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藤原和博さん。「『幸せをお金で買う五つの授業』の中では、幸福感が得られるお金の使い方のポイントは、次の5つだとしています。1.モノより『経験』を買う。2.ご褒美にする。3.時間を買う。4.先に支払って後で消費する(おあずけ)。5.他人に投資する。これには私も大いに賛同するのですが、実の所私の原則はもっとシンプルで一つだけです。『人との絆を結ぶ物語にだけお金を使う』。簡単に言ってしまえば、人間関係にお金を使う、ということです。ひたすら『人との絆』にお金を使い続ける。人生の目標達成という“大きな幸福”や、日々瞬間瞬間の”小さな幸福“はお金で買えないし、買う必要もありませんが、"中規模に継続する幸福感"つまり、"中くらいの幸せ"は、お金の使い方にちょっとした知恵と工夫があれば、入手可能なのです」絆にこそ金を使う。

紅茶を美味しく淹れるには

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磯淵猛さん。「紅茶をおいしく淹れる方法はただ一つ、酸素を多く含んだ熱湯を注ぐこと。NHKのドキュメンタリー番組で検証した結論である。本当に守るべきルールはただ一つ。『お湯が沸いている状態を目指して、酸素がなくなる前に火を止める』。これだけで紅茶を美味しく、完璧に淹れられるといっても過言ではない。水中の酸素は90度を超えると著しい速さで減少し、99度に達すると一気に酸素量はゼロになる。つまり、紅茶用のお湯を沸かす際、伝説的に信じられてきた『お湯が沸騰しても、さらに数分間沸かし続ける』ということを守ったお湯や、一度沸かしたお湯を再度沸かし直したものには酸素が全く含まれないことになる。酸素がぎりぎり含まれている95度〜98度の熱湯を注ぐと、ジャンピングが起こるのである」沸騰直前の5秒間を狙って。

カフェ・バッハ訪問   W

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東京に行った折に、台東区にあるカフェ・バッハ(自家焙煎珈琲屋バッハ)を訪問した。上野の美術館で、『松方コレクション』を見た後に。あの、田口護さんのカフェ・バッハであって、テレビなどで見ていたり、カフェ・バッハで修行した人が開いている店に行ったことがあったりしたので、楽しみにして。深めの焙煎が好きなのでイタリアンブレンドを頼んだ。さすがに美味しかった。自分で淹れる経験からすると、16グラムで83度であの味が出せるというのが不思議で、今度の週末は買ってきた豆でトライしてみようと思っている。カウンターではなかったので、淹れているところを遠目に見ていると、関心があるんですか?とNHK出版の「珈琲抽出の法則」を席に持ってきてくれた。チョコレートケーキも美味しかった。美味しい珈琲を飲める幸せ。

中くらいの幸せはお金で

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藤原和博さん。「『“大きな幸せ”も“小さな幸せ”もお金とは無縁だが、”中くらいの幸せ“をゲットするには、お金の使い方がカギになる』。”大きな幸せ“とは、人が自分の夢を実現した時に得られるような、何にも換えがたい幸福感です。そんな”大きな幸せ“を実現するには、『夢を追いかけるのをあきらめないで、何度失敗しても成功するまで続ければ夢は必ず実現するから』というような精神論か、『10年後に達成した時のイメージを、現在に割り戻して毎年の目標を段階的に定め、今年何をやり遂げるか、であれば今日何をすべきか、細かい目標管理をせよ』というような方法論を語ることくらいしかできないと思います。これに対して”小さな幸せ“とは、自分の中か、向きあう他者との間に生まれる感覚としての、その瞬間瞬間に訪れる幸福感です」中確幸。

遊びという概念

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落合陽一さん。「『遊び』という概念がますます重要になってくる。遊びと聞くと、飲みに行くことも、街中をぶらつくことも遊びになってしまうが、大人の遊びではなく子どもの頃の遊びを思い出していただきたい。問題設定があり、それを解決していき、その中で報酬が決まり、楽しいと思える。それが遊びだったのではないだろうか。例えば、ゲームをする、将棋をする、ごっこ遊びをする、スポーツをするというのも、あるフレームの中に、問題と解決と報酬があって楽しいわけだ。だから、まず遊びとルール設定は切り離せない考え方である。ゲーム的でない遊びももちろん存在するが、たいていの遊びはゲーム的に定義しようと思えば、ゲーム的に捉えることができる。あらゆるスポーツや運動も、問題、解決、報酬という形でゲーム的に遊びとして定義できる」遊び。