ブランディング

福助の社長になった藤巻幸夫氏はこう言う。「商品は、商品の力だけでなく、売り場での見せ方、宣伝広告、販売員の4つがうまくかみ合って売れるもの。たとえば1本120円のコーラを高級ホテルで800円で売っていても誰も文句を言わないのは、顧客が商品以外の部分に付加価値を見いだしているから。僕はこれを美しきペテンと言っているが、ブランディングとはまさにこのこと」なのだと。顧客に原価は関係ないと言われるが、自分を満足させる付加価値の部分になら顧客は金を払うのだろう。それで満足するのだろう。そういう満足を生み出せる付加価値をいかにつけるか、が課題である。