黄金の一時間

雑誌「選択」の編集長だった故飯塚昭男さん。「朝5時から9時ごろまでが、いわゆる”ゴールデン・タイム”だが、特に最初の一時間を最も大切にしている。朝早く起きて窓を開けてから、机の前に座る。朝刊を取り、チラシを別にし、それから自分でコーヒーを入れてから書斎に入るのだ。自分なりに気持ちのいい空間を作ってから、30分ばかり漠然と考えていると、突然アイデアがひらめくので、それを書き留める。私にとっては朝の30分から60分が、黄金の一時間である。(中略)要は一日の生活にメリハリをつけて、自分が最も集中できる時間帯を設定することだ。意識的に時間の質を高めることによって単なる一時間、平凡なる一時間が黄金のように光り輝くのである。」筆者の場合は、昼寝などで一眠りした直後に頭が冴える。それを黄金の一時間としたいのだが。