紅茶の女王 [紅茶の愉しみ]

株式会社レシピエの紅茶を愛飲していて、そこからサンプルと一緒に毎月紅茶の情報が載った「レシピエ便り」が届く。今月の特集はダージリン。現在ではセイロン・ウバ、中国・キームンとともに「世界三大紅茶」に数えられ、その中でも、「紅茶の女王」と讃えられているダージリンはインド東北部の地名。ブータン、ネパール、チベットに囲まれた、ヒマラヤ山脈の麓の避暑地で、寒暖差が大きく霧が頻繁に出る気候はお茶栽培に最適とのこと。ダージリンは春摘み=ファーストフラッシュ、中間摘み=インビトゥイーン、夏摘み=セカンドフラッシュ、秋摘み=オータムナルと季節毎に4つの異なった個性が楽しめる。夏摘みが一番人気だったが、20年ほど前からヨーロッパを中心に春摘みが評価され、今では人気を二分する存在だという。いかがですか、ダージリンで一服。

[追記]寒い冬の間は、茶樹は休んでいる。3月中旬から4月に芽吹いたその年最初の新芽で作られる春摘み茶=ファーストフラッシュは、寒い季節に長い時間をかけて成長するため、ぎゅっと凝縮した味わいになるとのこと。