CEOの4つの責任

nakatomimoka2007-02-26

出井伸之さん。「私は、最高経営責任者であるCEOには4つの責任があると考えてきました。第一に、企業経営のビジョンを明確にもつこと。第二に、これを実行するための仕組みを作り、執行すること。つまり競争優位に立つためのオペレーションの効率性が求められます。第三に、組織の暴走を防ぐための企業統治(コーポレート・ガバナンス)の仕組みをつくること。そして最後に後継者育成の仕組みづくりと、実際の後継者の選択です。」ビジョンを打ち立てるだけでなく、それを実行できる組織を作ること。それが競合に勝てるような仕組みになっていること。加えてガバナンスと後継者。バトンを受けてCEOとなり、後継者にバトンを渡すまでの期間(数年間から長くとも十年間)の間に、それだけを成し遂げ、なおかつ業績を上げることができうるか。