90分単位で予定を組む 

野村正樹さん。「多くの人は『商談に1時間』『会議に2時間』といったように、『1時間単位』で計画を立てます。一見、合理的に見えますが、意外にムリやムダが多いのが現実です。商談が紛糾して時間内に結論が出ず、『続きは次回に』となったり、会議の後半30分はダラダラと雑談に終始したりも、よく経験するでしょう。時計は1時間単位で動きますが、人間の行動は90分単位が合っているケースが多いのです。大学の講義、サッカーの試合時間、そして焼肉食べ放題も90分、が目立ちます。睡眠も、深い眠りが90分続いたあとに浅い眠りがあり、また深い眠りが90分……のサイクルになっていたり。それが、ムリなく自然な姿のようです。1時間の商談で成果が出ないのは『課題を消化するにはあと30分足りない』せいかも知れません」90分で一仕事。