良い相づちが脳を活性化する

築山節さん。「脳の性質を分かり易くするために言えば、何か新しいことをしようとしているとき、脳の中では、神経細胞ニューロンと呼ばれる手を延ばして、他の神経細胞とネットワークを構築しようとしています。この新しい連絡をつくるというのは、脳にとってなかなか大変なことですが、その活動が自分にとって良い結果をもたらした、またはもたらしそうだということが分かると、ネットワークが構築されやすくなります。その良い結果というのは、仕事で成功したり、お金が儲かったりということでももちろんいいですが、誰かが自分の話に興味を持ってくれている、喜んでくれていると感じられるだけでも十分です。タイミングの良い相づちや頷きは、相手の脳の中で起こっている神経細胞のネットワーク化を促進させるのです」うん、なるほどね。