小林元さん。「日本は、薄い利益しか出ず、短命の商品しか生まないビジネスモデル。だから、売り上げと利益を少しでも伸ばそうと、みんなが長く必死に働かなければならない。一方、北イタリアの高級ブランドは高付加価値商品を高い価格で売るので利益は厚い。11ヶ月で１年分の利益を出せる。土日休んで、バカンスをゆったり取っても、皆に十分に配分される。『感性ビジネス』に転換する、つまり単にモノを作るだけでなく、そこに感動や文化、ライフスタイルを売るという発想を加え、付加価値の高い商品で利益を出せば、皆がしっかり休んで自分のライフスタイルを大切にできるようになる。すると豊かな生活の中から新たな発想が次々と生まれ、新たな商品につながる。この好循環を日本でも作りたいですね」感性→高付加価値→バカンスのサイクルを。
