一時間脳セットアップ法

茂木健一郎さん。「タイムプレッシャーには、スケジュールに遅れにくくなるというメリットもあります。なぜなら、脳は、『いつまでにこれを終わらせる』という目標設定をしたほうが実行しやすいのです。そして時間の設定は、『明日やる』『一週間後に実現する』よりも、『一時間以内に』のほうがいい。脳は、長いタイムスパンで目標を覚えるようにはできていません。遠い目標よりも直近のスケジュールを優先させる傾向にあるのです。タイムプレッシャーをかけて作業をする時は、複数のことを同時にやろうとしないで、1〜2時間で終わるもの一つに集中することが大切です。僕はこれを、『一時間脳セットアップ法』と呼んでいます。これは、脳の『ワーキングメモリ』という機能に関係しています」ダラダラとやらず、1時間以内に仕上げる習慣を。