実践共同体の形成

中原淳さん。「実践共同体(コミュニティ・オブ・プラクティス)とは、人々が、相互に知恵を持ち寄り、企業内の部署や担当者といった垣根を越えて、一緒に取り組める課題の元で、コミュニケーションを図りながら課題を解決するような自発的集団を指します。実践共同体の最大の特徴は、『これをやろう!』と自発的に集まってくることです。その自発的な情熱や自発的な感情が続く限り存在し続けることに、公式組織やプロジェクトとの差があります。ただし、自発的な感情といっても、単なる『仲良しグループ』ではありません。そこには、メンバーが一緒に取り組める『何らかの課題』があることが大前提です。また、メンバーには、それぞれの知恵や知識を持ち寄って、コミュニティーに貢献することが求められます」問題解決しながら、学ぶ場を、自発的に。