星雄一さん「松下幸之助は晩年、こう言っているのですね。『これもひとつの成功の姿かもしれんが、人間としての成功のほうがもっと大事や。それに関してはワシはまだまだや』と。では『人間としての成功』とは何かというと、松下はこう言っている。『人間にはそれぞれに天分が与えられている。この天分を存分に発揮している状態が成功や』と。それを当社の社長である江口は『自分の可能性を最大限発揮すること』と言い換えています。私はそれを受けて『人間の幸せとは、その人がなりうる最高の自分になることである』と言っています。人生を終える時、『よくここまで来たな』と思えるところまで上がっていくこと。それを目指して成長し続けることが人間としての成功の要諦であり、それこそが働く意味にほかならない、と私は思います」天分を存分に。
