渡辺捷昭さん。「問題や課題がゼロの組織は必ず衰退します。だから組織には問題発見能力が問われます。では、問題発見のためには何が必要かといえば、常に問題意識を持つことであり、問題意識を持ち続けるために必要なのはやはり現地現物主義なのです。問題や課題の見える化は職場の基本であってほしいと思います。そして個々の社員は自分の夢や志と実力とのギャップを意識して、そのギャップを埋めるためにどうやって努力するかを考えるのです。夢や目標があれば、いまの自分の実力がどれくらいで、目指す夢や目標とのギャップがどれくらいあるのか推し測ることができます。実現するために何をすればいいか、課題を自分で見つけることもできる。夢や志や目標がなければ、今の自分の身の丈を測ることもできず、何をしていいかもわからない」常に問題意識。