協同でやる困難で自由な仕事

nakatomimoka2015-03-28

アランさん。「徒刑囚たちは労働している。そして、しばしその仕事はおよそ無益なものである。彼らは怠け者で、もの悲しく、不器用である。だが、一日がかりの仕事、つらく困難な仕事を与えると、たちまち彼らは器用で、巧妙で、陽気になる。役に立つ仕事はそれ自体楽しみであることがわかる。仕事それ自体なのであって、そこから引き出す利益によってではない。人間的な楽しみの最大のものは、協同でやる困難で自由な仕事であることは間違いない。これはさまざまな遊戯を見ればよくわかる。子供たちを一生怠け者にしてしまう教育家たちがいる。彼らが子供たちのために、のべつまくなしにやらせようとするからだ。子供は、のろのろと下手に勉強することになれてしまう。これと反対に、勉強と疲労を切りはなせば両方とも不快でなくなる」協同で。