差別化は狙わない

nakatomimoka2016-06-02

森川亮さん。「差別化は狙わない。僕はそう考えています。なぜなら、本質的ではないからです。差別化を考える時、僕たちが見ているものは何でしょうか? ターゲットとしている商品であり、ライバル企業です。そこには、ユーザーがいないのです。つまり、差別化を追求すればするほど、ユーザーが求めていることから離れていってしまう恐れがあるということ。ユーザーが求めているのは、『違い』ではなく『価値』です。自分にとって価値がなければ、どんなに際だった違いがあっても振り向いてはくれないのです。LINEも同様です。『スマートフォンのコミュニケーションで、ユーザーが求めている最も重要な価値は何か?』を徹底的に考え抜いたのです。テキスト・メッセージ機能にフォーカスして、シンプルにそれだけを磨き上げていったのです」シンプル。