久賀谷亮さん。「いろんな考えに頭が満たされた状態をモンキーマインドという。サルたちが頭の中でうるさく騒ぎまくっているような状況だな。雑念が頭を占拠していると、脳は疲れやすくなる。脳と言うのはあらゆる臓器の中でも、膨大なエネルギーを消費する場所だからな。モンキーマインドを脱すれば、脳は本来の力をフルに発揮できるようになる。自分がちょうど駅のプラットフォームにいるところを想像してみなさい。そこへ電車が入ってくる。中に乗っているのは『考え』というサルの乗客たちだ。電車はしばらくそこに停車するが、君はホームにそのままとどまる。しばらくすると電車は去っていく、サルたちを乗せたまま。大切なのは、『考え』に対して傍観者で在り続けるということなんだ。自分と雑念を同じ物として見る必要はない」さよなら猿。