人生の三大不幸

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中村天風さん。「もちろん幸福というものの標準は、人によって違いましょう、境遇ところによってね。しかし、人類の通年で世界的にこれだけは誰が考えても不幸だよと思うものが3つある。これを誰が言い初めけん、『人生の三大不幸』と折り紙がつけられている。哲学者の間じゃ、エマーソンの言葉だといいますが、それよりもっと古いらしい。何でしょう? 病と、煩悶と、貧乏であります。病と煩悶と貧乏、これは我々の生きる世界に必要としないもんだ。必要としないものをなぜか人間、こっちを見てもあっちを見ても、どれかしらやっている。万物の霊長、この世の中に貧乏しに来たり、煩悶しに来たり、病患いしにきたりしたんじゃありゃしねえ。人この世に生まれたのは、進化向上という偉大な宇宙の本来の面目に即応するためだ」病と煩悶と貧乏のない状態を。