拒否する権利

nakatomimoka2018-08-06

クリス・ヴォスさん。「多くの人がはまる落とし穴は、他の人が言った事を文字通りに受け取ってしまうことだ。『ノー』は交渉の起点であって、終点ではない。私達は『ノー』という語を怖れるように条件付けされている。だが、『ノー』は事実の陳述というより感覚の陳述である場合のほうがはるかに多い。”すべての事実について検討し、合理的な選択をした”という意味であることはめったにない。むしろ、『ノー』は現状を維持する為の、とりわけ一時的な決定であることが多い。ジム・キャンプは、交渉の始めから『ノー』という許可を相手に与えるよう助言している。キャンプはそれを、『拒否する権利』と呼ぶ。人は『ノー』という権利を守る為には死ぬまで戦うため、その権利を与えておけば、交渉の環境はすぐに建設的、協力的になると述べている」ノーを許す。