アクセルとブレーキ

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小林弘幸さん「交感神経は、車に例えればアクセルの働きをしている神経。仕事で緊張している時や他人と何かを争っている時、身の危険を感じたようなときに、私たちはなんとか力を振り絞って目の前の状況を打開しようとします。交感神経はそういうときにグイッとアクセルを踏み込んで、心身を戦闘モードにします。このアクセルが踏みこまれていると、心拍数や血圧が上がり、呼吸が速くなり、血管が収縮して、心と体がアグレッシブな方向へシフトするのです。一方、副交感神経は、車ならブレーキの働きをしている神経。ひとりでくつろいでいるときや寝ているとき、気心の知れた人と談笑しているようなとき、私たちは肩の力が向けているものです。心拍数や血圧が下がり、呼吸はゆっくりになり、血管は適度に拡張しています」アクセルとブレーキのバランス。