不快を退けるが怒り

f:id:nakatomimoka:20200214105244j:plain

小池龍之介さん。「自分が気持ちいいと感じた刺激を『もっと欲しい』と求める『欲』の煩悩に対し、不快に感じた刺激を『退けたい』と反発するのが、『怒り』の煩悩です。『怒り』と申しましても、『ムカッ』『イライラ』といった感情だけでなく、もっと広い意味で解釈して頂くといいでしょう。何かに対して『嫌だな』と思い、その状況を『受け入れたくない』と反発することが『怒り』。ですので嫉妬、悲しみ、不安、後悔などネガティブな思考も『怒り』の煩悩のバリエーションなのです。『欲』の煩悩にドーパミンが関係しているのと同様に、『怒り』の煩悩にはノルアドレナリンという神経伝達物質が関わっているそうです。自分にとって好ましくない情報や状況が察知されるとノルアドレナリンが放出された不快感により戦闘的になる、という仕組みです」怒り。