逃走でも反撃でもなく

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北川貴英さん。「『逃げる』を選択すれば、威嚇が成功したことになりますし、『反撃』であればさらに強く反撃するか、さもなければ威嚇をやめて譲歩することになるでしょう。威嚇する側は意識的にせよ、無意識にせよ、こうした展開を想定した上で威嚇をしています。ですから感情的に『逃走』もしくは『反撃』のいずれかの行動をとってしまった時点で、すでに主導権は奪われ、相手の術中にはまってしまっているのです。それを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。コマロフは次のように教えています。『思考とは恐怖です。相手に考えさせることができたということは、相手に恐怖をつくりだしたということです』威嚇をする者をちょっとした混乱に陥れ、考えさせる。まるでかみあっていない答えを返すことで、『未知の恐怖』を創り出す」第三の道