つねに死を意識して

ナヴァル・ラビカントさん。「君がこの世にいられるのは、ほんの一瞬でしかない。君のやっていることの虚しさを自覚すれば、それが『ゲーム』だということに気づいて、大きな幸福と平安を得られるだろう。でも、それは楽しいゲームなんだ。現実を味わいながら人生を過ごせばそれでいい。現実をできる限りポジティブに解釈しようじゃないか? 君が心から楽しまず、心から幸せじゃないからといって、誰も喜びはしない。君が不幸だからといって、誰の得にもならない。つねに死を意識して、死を否定しないことが本当に大切だ。私はエゴの戦いに囚われたとき、過去に滅びた文明のことを考えるようにしているよ。たとえばシュメール文明だ。確かにシュメール人は偉大な功績を残した偉大な民族だけれど、シュメール人の名前を一人でも挙げられるかい?」誰も。