モチから対処するな

BJ・フォッグさん。「たとえば、週に一度のチームミーティングに部下たちがいつも何分か遅刻してくるとしよう。多くのマネージャーは、遅れてきた部下に対して叱責したり、罰を与えたり、にらみつけたりする。いずれも時間どおりに集まるという行動を引き出すために、モチベーションに働きかけようとする対応だ。だが、どれも間違っている。問題を解決するときは、モチベーションから対処してはいけない。代わりに次の順序で進めてみよう。(1)行動を促す『きっかけ』があるか確認する。(2)実行する『能力』があるか確認する。(3)実行する『モチベーション』があるか確認する。まずはきっかけから考える。次のステップは、相手に行動する能力があるかを確かめよう。きっかけと能力が揃っていたとしたら、いよいよモチベーションの出番」順序が。