行動曲線より上に

BJ・フォッグさん。「習慣として根を下ろす行動は、行動曲線よりも常に上に位置する。ケイティがスマートフォンに夢中になる行動をグラフに表してみよう。モチベーションはきわめて高く、能力も高い。つまり、簡単に実行できる。しかも、ケイティのきっかけは確実だ。毎朝四時半にかならずアラームが鳴り響くのだから。ケイティの場合は、スマホを操作しにくくするか、動画を観たいというモチベーションを低下させるかのどちらかが必要となる。行動曲線を言葉で説明すると次のようになる。(1)モチベーションが高いほど、それを実行する可能性は高い。モチベーションが中程度のときは、簡単な行動なら実行できる。(2)実行が難しいほど、それを実行する可能性は低い。つまり、困難なことを実行するには、切実なモチベーションが必要になる」切実な。