よい祈り悪い祈り

中野信子さん。「脳が『よい祈り』と判断すると、ベータエンドルフィンやドーパミンオキシトシンなどの脳内快感物質が脳内に分泌されます。中でもベータエンドルフィンは、脳を活性化させる働きがあり、体の免疫力を高めて様々な病気を予防します。、『誰かを蹴落としたい』などのネガティブな祈りなど、脳が『悪い祈り』と判断した場合には、ストレス物質であるコルチゾールという物質が分泌されます。コルチゾールは生体に必須のホルモンですが、脳内で過剰に分泌されると、脳の『記憶』の回路で中心的な働きを担う『海馬』という部位が萎縮してしまうことがわかっています。前頭前野内側部は、嘘をわりとシビアに見抜くのです。心から思っていないことを祈りにつけ足しても、脳はそれは偽善でしょうと判断し、ポジティブな祈りとはなりません」祈り。