堀田秀吾さん。「多くの人は起きた問題自体に悩んでいるのではなく、まだ起きてもいない未来について考え続けているのです。そうした人には、『何かほかの出来事が起きない限り、悩み続ける』という特徴も見られました。これは、裏を返せば、『そうした人は、より意識を向けるべき出来事が起きれば忘れてしまう程度の問題に悩んでいる』ということになります。ボルコヴェックらは、『心配ごとの79%は実際にはおこらず、16%の出来事は事前に準備をしていれば対処可能である』との研究結果を発表しています。心配ごとが現実化する確率はたったの5%であり、ほとんどのことは実際には起こらないか、事前に準備をしておくことで、いざ起こっても乗り越えることができるのです。しかも、今感じている不安は一年後にはほぼ確実に忘れているはずです」杞憂。