幸福を感じる性格

内田由紀子さん。「どのような人がより幸福感を感じやすいか。たとえば遺伝的要因、パーソナリティ、モチベーションの持ち方、コントロール可能性の認知、感情制御などの個人差によって、幸福を感じる程度や、実際に幸福な状態を主観的に実現する程度が異なっている。研究の結果からは、外向的であり、神経質的でなく楽観的な人のほうがよく幸福を感じていることが繰り返し示されている。前野は幸福に寄与する特性を因子分析して、『やってみよう因子』『ありがとう因子』『なんとかなる因子』『あなたらしく因子』をあげている。『ありがとう因子』でいえば、他者に感謝する習慣をもつ人のほうが幸福度が高いことも知られている。パーソナリティ特性の要因に加えて、社会的地位や経済状態、婚姻状態なども幸福を説明する要素である」同じ環境でも感じ方で。