仕事の流儀

そうじで集中力を高める

小山龍介さん。「雑念を払い、集中力を高めるのにオススメの単純作業は、そうじです。集中力が切れそうになったら、オフィスのそうじを始めるんです。眠くなる午後一もこれがいい。机の上から始まって、机の周り、書類棚。そうじなら、『あいつは何をやって…

脳の基本回転数を上げるには  

築山節さん。「脳の基本回転数を上げるには、時間の制約が必要です。距離と時間から速さを算出する式がありますが、それにたとえて言えば、距離は仕事の量や問題の量です。何時までにこれだけの仕事をしなければならない、何個の問題を解かなければならない…

2分以内で仕事は決断  

吉越浩一郎さん。「経営に携わって以来、スピード重視を基本にしてきました。毎日始業前に開く会議もだらだらやらない。毎回何十項目もの課題がある会議で、一件の決断に要する時間は2分以内。即断即決を心がけてきたら自然とそうなりました。これも日ごろ…

仕事は一日も休んではいけない   

河谷史夫さん。「(黒澤明と橋本忍が「七人の侍」を創るにあたり)脚本書きは宿にこもる。『仕事は一日も休んではいけない』と、これが黒澤の哲学である。シナリオを書く作業はマラソンに似ているというのだ。『頭を上げてはいけない。目線はやや伏せ目で、…

事務所が汚くていいはずがない

藤沢武夫さん。「私も当時は工場へ出かけていって、ほうきを持って掃いたりしたものです。ある時、工場の事務所に行ったら、机の上に書類が散らかっている。棚も汚いので、私はアタマにきて、机の上から棚の上、散らばっている書類を全部引っ掻き回してしま…

右脳で仮説の洗い出し

河瀬誠さん。「右脳作業で仮説の洗い出しをする。まずは、仮説の種が必要だ。考えられる仮説をとにかく出してみよう。これは発想の右脳の作業だ。くだらないと思えるアイデアでも否定せず、イメージをどんどん膨らませよう。とにかく思考を発散させよう。一…

仕事は嫌なことから片付ける

南場智子さん。「普段から時間の使い方で心がけているのは、一番嫌なこと。苦手なことから先にすませてしまうということです。これは習慣にしています。最初にやりたくないことから手をつけるだけで、どんなに膨大な仕事を抱えていても、その日のうちに片づ…

時間管理を鳥の目で把握  

久恒啓一さん。「ものごとは図にして考えるのが一番わかりやすく、効率的だというのが私の持論です。図にして考えるということは、つまり『鳥の目』でものごとを眺め、把握するということ。もちろん、時間管理にしても、図にして考えるのが最も効果的な方法…

絶対に否定しない

くらたまなぶさん。「ブレストはアメリカのアレックス・F・オズボーンという人が作った手法。広告会社の創業者だったとか。14の起業はすべてブレストのおかげ。創刊だけじゃなく、日々のアイデアも、既存商品の改良も、組織戦略も、ブレストは何にでも使…

ブレストは夢誰何から 

くらたまなぶさん。「ブレーンストーミングはものずごく重要な技術だ。ブレストはうまいかヘタかで天と地の開きが出てしまう。まずブレストの目的をはっきりさせたい。何のためにやるものなのか。ブレストは、4つの目的に向かっていくものだ。(1)どんな…

会議が絶対うまくいく法  

マイケル・ドイルとディヴィッド・ストラウスは名著「会議が絶対うまくいく法」の中で、「会議を成功させる5つの原則」をあげている。それらは、「(1)一つの議題にみんなが集中していること、(2)一つの議事運営方法にみんなが同意していること、(3…

缶詰会議「シャレット」   

大前研一さんがディズニーの仕掛けを紹介している。「『シャレット』」という会議では参加者を缶詰にして、平均10〜12時間、侃々諤々、喧々囂々とやりあいます。場合によっては、これが二日間続くのです。アイズナーの持論は、『時間は長くかかるほどよい。…

時間活用術 

堀義人さんは時間活用についての質問に、(1)捨てること。例え私はゴルフはやらないと決めている。生産性の上がらないことはやらない。(2)中途半端な時間の使い方はしない。そのことに集中する。例えば来客の途中で忙しそうにするのはいけない。(3)…

一日を四等分して  

南部靖之さん。「数年前から僕は一日を四等分して、時間の有効活用を心がけています。まず、四分の一の6時間は睡眠です。昼の12時間はインプットとアウトプットに分かれます。インプットは社外の人と会って商談を進めたり、会合に出たりして、外部からさ…

よく働き、よく休め②

入社当時の机の中に貼っていた作者不明のコピー続き。「一方、休暇をたくさん取ることも必要だと思います。私の共同経営者の一人が苛立っているときは、だいたい休暇をとらずに働きずくめでいるときです。サービス・ビジネスに携わる共同経営者たちに、充電…

よく働き、よく休め①

入社当時の机の中に貼っていた作者不明のコピー。「人は懸命に働けば、それだけ幸福になるのです。私はスコットランドの『働きすぎて死んだ者はいない』という格言を信じています。人間は退屈や、心理的な葛藤や、病気で死ぬのです。ハードワークで死んだり…

南極越冬記で有名な西堀栄三郎さんの言葉。「能率というのは、目的を果たしながら、最も要領よく手を抜くことである。目的は果たさないといけない。しかし、目的さえ果たせば、途中のプロセスは実はたいした問題ではない。」そう、それが大事。

仕事に打ち込む

「毎日の仕事に自分を打ち込んでおるかどうか。我々は案外精神が散乱しやすいもので、ものに打ち込むということは非常に難しいことです。東洋哲学でいうと、『止』という言葉があるでしょう。これはとどまるといいますけれども、ものに打ち込んで一つになる…

頼み事には理由を添えて

「人間行動の原理としてよく知られているものの一つに、人に何か頼み事をするときには理由を添えた方が成功しやすくなる、というのがあります。人は単純に、自分がすることに対して理由をほしがるものなのです。ある実験では、「ので」という言葉が発せられ…

引き出しを綺麗にする秘訣

まず、クッキーかなにかの大きめの缶を持ってきて、机の引き出しのものを全部入れます。仕事をするに従って、ペンだとか、ホッチキスだとかが必要になりますから、昇格させて引き出しに入れます。そうすると必要なものだけが引き出しに入っていることになり…

スケジュール管理

かつては一週間のうち2日はスケジュール管理に費やしているではないか、とお叱りを受けたこともある私の仕事方法だが、なんのことはない、やりたくない仕事を後回しにしていただけなのだ。ありとあらゆるスケジュール管理方法を試し、自分でエクセルでソフ…

五分間を活かす

「五分間の時間を活かして使えないようなものはたいしたものにならない」と京都大学文学部の足利先生は言われたという。普段意識しない5分間。すきまの時間を、何かの積み重ねに、反省に、頭の整理に、うまく使ってみませんか。ほかの時間とは切り離して・…