仕事の流儀

即今着手・一気呵成

寺田一清さん。「森信三先生の言葉の中で、ビジネスにすぐ活用できるのは、まず『即今着手』である。やるべきことは、いますぐに手がけるべきであるということ。例えば、贈り物を頂いたとき、ただちに一筆お礼をしたためる。日常生活とは、必要な雑務の連続…

仕事の上手な受け方

小林忠嗣さん。「仕事を依頼する人は、常に必要な仕事だけを依頼してくる訳ではない。それ故、仕事を受ける時は、依頼人の目的を十分確かめて、それを達する為に必要な仕事が何かを見極めた上で業務に取りかからねばならない。また、仕事を依頼する人が指定…

業務のブレイクダウン

小林忠嗣さん。「知的作業が知的作業たる由縁であるオリジナルな工夫や、創造性を発揮する段階とは、そのほとんどが作業の企画または設計段階にあることに気がつきます。何故なら、作業内容や方法を設計してしまった後は、その作業をただ一心不乱にやれば良…

細切れの時間を有効に使う

ローラ・スタック氏「実際には、たった10分でも、いや5分でも3分でも、思った以上にいろいろなことができるのです。あなたが時間を無駄にしているのは、乗り物に乗っているとき、テレビのCMを見ているとき、ぼんやり夢想にふけっているとき、予約の待ち…

集中力の限界は2時間

小林忠嗣さん。「高生産性を生むタイムスケジュールには、達成感と解放感を演出するための配慮が組み込まれています。まず、一時間ごとに消化すべき目標数を微妙に変えて作業にリズムをつけ、処理済件数をチェックして、『やったぁ!』などと叫ぶのです。次…

邪魔が入らないようにする

ローラ・スタック氏「一説には、集中力が高まるまでに少なくとも15分かかると言われています。この立ち上げ時間中は、特に邪魔に敏感になり、ちょっとした邪魔が入るだけで一気に集中力がゼロにまで滑り落ちます。そうなると再び集中力を高めるのにまた15分…

明日の準備をする

水野敬也さん。「やつ(ツール・ド・フランスで七連覇したランス・アームストロング)が本当にすごいんはな、その準備の周到さや。レースが始まる前にやな、全長3400キロのコースの風向き、天候、気温、もう考えられる限りの組み合わせを完璧に調べんねん。…

仕事中に気が散るのを防ぐ

ローラ・スタック氏「どうしたらほかのことに気をとられず、最優先すべき仕事に集中できるようになるのでしょうか。(1)自分が仕事以外のことをしているのに気づいたら、こう自分に言い聞かせる習慣をつけましょう。『いまは、これをやっているときではな…

各仕事5分ずつ手をつける

大橋悦夫さん「短時間で終わらない仕事をたくさん抱えている時には、その重圧に負けて優先順位の低い仕事に逃げるなど、なかなか手をつけられないものです。しかし現実逃避は、状況をさらに悪化させるだけ。不安を軽減し、仕事全体の見通しを立てるには、各…

仕事を先送りしないために

ローラ・スタック氏。「先送りをやめるためのヒント。(1)まとまった時間ができるのを待つのはやめましょう。そんなものは存在しないのです。仕事をひとつの大きなプロジェクトとして見ないで、扱いやすい大きさの作業に分け、一、二週間で終わるようにス…

緊張系のモチベーション

金井壽宏さん。「人はいろいろな課題がある時に、やるべきことのリストから済んだものを消していきます。レビンが、終わった課題と未達成の課題のどちらをより強く思い出すかという調査をした所、未達成の課題を思い出す頻度の方が明らかに高くなるという結…

自分のプライムタイムを知る

ローラ・スタック氏「自然な体のリズムの中には、一日の内で一番乗っている時間(プライムタイム)とやる気のでない時間(ダウンタイム)があります。プライムタイムの間は、あなたの脳は『オン』になっていて、仕事に集中できます。ダウンタイムの間は、脳…

定期的に目標を再検討する

ローラ・スタック氏「定期的に自分の目標を再検討することは、時間管理の中で最も大切な要素です。エイブラハム・リンカーンはこう述べたそうです。『木を切り倒すのに60分与えられたなら、私はその内の40分を斧を研ぐことにあて、あとの20分で木を切り倒す…

自分の仕事を明確にする

ローラ・スタック氏「ピーター・ドラッカーは、仕事の中でもっとも大きな作業は、『自分の仕事を明確にすることだ』と述べています。多くの人が、自分は何を成し遂げたいのか(例えば「社員の士気を高める」など)についてはしっかり考えますが、実際に行動…

準備の所作で集中していく

NHK「仕事の流儀」から。「シーズン中、イチローは試合前の準備、練習メニュー、試合中の身体の動かし方に至るまで、厳密に同じであることに徹底的にこだわる。オリジナルの練習メニューを、正確に、淡々とこなしていく。決められた所作をこなしていくこ…

手帳に行動計画を

佐々木かをりさん。「30分刻みの時間表に自分の行動計画を入れると『時間が目に見える』のが良い。小さい手帳だったら『3時に渋谷』としか書けないけど、本来は『3時から4時に渋谷で誰と会って何をするのか』が大事。つまりアポイントだけじゃなくて『行動の…

翌日すぐに取りかかれる

日経新聞の記事から「カタログハウスの新商品開発部次長、吉川美樹さんは、翌日すぐに仕事に取りかかれるよう、やりかけの仕事をそのままほったらかしの状態にして退社する。一見、だらしないように思えるが、やりかけがあると、『気にかかる仕事は早めに終…

忙しい時ほど片づけを優先

築山節さん。「忙しいときほど、身の回りの物を整理することを優先させて下さい。机や鞄の中身が機能的に整理されているということは、今日はこの仕事に集中しなさいと資料をまとめて渡してくれる優秀な管理者を上司に持っていることと同じだと考えて下さい…

90分単位で予定を組む 

野村正樹さん。「多くの人は『商談に1時間』『会議に2時間』といったように、『1時間単位』で計画を立てます。一見、合理的に見えますが、意外にムリやムダが多いのが現実です。商談が紛糾して時間内に結論が出ず、『続きは次回に』となったり、会議の後…

雑用を処理するルールを作る  

築山節さん。「脳の力を最大限に発揮させるためには、取り組む問題を出来るだけ限定し、それに集中できる環境をつくることも大切です。大事なのは、書類整理なりのルールを自分なりに考えて持っておくということです。たとえば、次のような雑用を、速く、的…

早朝会議で効率を上げる

吉越浩一郎さん。「毎朝8時30分、約50人の役員、部課長が集まり、会議が始まります。テレビ会議に参加する地方の幹部もあわせると約70人です。会議で業務上の問題点などが報告されると、『誰がいつまでに何をするか』を決め、デッドラインを設けます…

非常事態での決断方法 

リー・アイアコッカ「だが、非常事態にあたっては考えている余裕などあるはずがなかった。1枚の紙に絶対にしなければならないことを10項目書き出し、それに全力を集中する。それ以外は……放っておくしか方法がない。倒産の淵に立てば、決断はものすごい速…

月曜の朝には全力疾走 

リー・アイアコッカ「成功の秘訣は、情報ではなく、人間である。トップ経営者に私が求める資格は、猛烈に働く能力。また、常に期待される以上のことをなそうとし、全力を尽くして、それでいて社内の人間との協力を惜しまない人である。それこそ真の経営者だ…

時間と仕事量の関係を認識する  

築山節さん。「仕事が出来る人たちは、仕事も大事だけれど、家庭も大事、遊びも大事と考えている人が多い。これは、時間の制約がはっきりしているから。5時になったら退社して、家に帰って子どもたちと一緒にごはんを食べなきゃいけない。土日は友達と遊び…

やる気とは何か  

高橋貴子さん。「『やる気』とは、簡単に言ってしまえば、それをすることで『期待していたことがかなう、または、かないそうだ』という喜び系の感情がある状態です。それは、『やることに価値や意味を見いだせているかどうか』と等しいと言えるでしょう。『…

やる気を引き出す仕掛け 

菊入みゆきさん。「結構難しいけれど、頑張ればできそうだと感じるレベルの目標が最もやる気を高める。大事な目標はカレンダーに書き込んだり、パソコン画面に貼り付けたりして、いつも視界に入るようにする。最終的な目標に至るまでの重要な到達点を定めて…

昨日と同じことをしていないか

瀬戸雄三さん語録「難しいマーケティング用語なんていらない。大事なのは約束を守ること。早く返事をすること。それができれば、仕事は前に進みます」「自ら考え、自ら行動する。そして目標が実現したとき、人は生きがいを感じる。そのためのチェックポイン…

陥りがちな悪循環

築山節さん。「問題は、持ち帰り仕事を当たり前にして、時間の制約を外していることにあります。最初から『私生活を削って一日かけてもいい』という発想で仕事をしているので、どこでも基本回転数が上がらない。基本回転数が落ちている時には、注意力が散漫…

ジャズ系の集中力を高める儀式  

小山龍介さん。「アイデアを生み出す時間なんて、あらかじめスケジュールできないのです。そういう時は、あきらめて休んだほうがいいんですね。そして、休んでいるときにパッとひらめいたりする。集中力の種類でいうと、これはトランス系ではなくてジャズ系…

タメの時間をつくる

小山龍介さん。「(集中するために)実際には、『何もやらない時間』をどこで守っておくか、というのも重要なポイントになってきます。そもそも、集中力は2時間しか持たないという前提でしたし、その2時間が終わったときに何をすべきなのかも重要です。目…