簡単で得意なことをやる

釜本邦茂さん。「僕自身心掛けていることがありました。それは、『いちばん最初に、いちばん簡単で、いちばん自分の得意なことをやる』ということ。例えばパスが来たら、壁パスで相手にボールを返し、スペースへ走り込む。何度も練習してきた基本的なことを、本番で確実に実行することで気持ちが落ち着くわけです。 これは、まったく知らないメンバーとチームを組む時にも有効です。世界選抜に呼ばれた時もそうでした。相手は僕を知らないわけですから、自分のプレーを知ってもらう必要がある。信頼に足るメンバーかどうかを認識させる必要がある。だから簡単で、自分が得意とするプレーを確実に、きちっとやることで周囲に認めて貰う訳です。そうすれば自然と、自分のところにボールが来るようになるものなのです。」簡単で得意なことを、まず。