ジャズ系の集中力を高める儀式  

小山龍介さん。「アイデアを生み出す時間なんて、あらかじめスケジュールできないのです。そういう時は、あきらめて休んだほうがいいんですね。そして、休んでいるときにパッとひらめいたりする。集中力の種類でいうと、これはトランス系ではなくてジャズ系。きまぐれで、リラックスしたときに偶然舞い降りてくる種類のもの。こうした瞬間は待つしかないのかもしれません。ジャズ系の集中状態に入る時は、儀式が重要になるようなのです。たとえば、鉛筆を何本も削った後に書き始める。職場でもこのような儀式を用意するといいでしょう。大切なのは、内面から変わろうとしないこと。集中できるかどうかは精神力の問題ではなく、環境の問題であると割り切ること。形から入ることで、自分をコントロールできるようになります」まずは形から。