陥りがちな悪循環

築山節さん。「問題は、持ち帰り仕事を当たり前にして、時間の制約を外していることにあります。最初から『私生活を削って一日かけてもいい』という発想で仕事をしているので、どこでも基本回転数が上がらない。基本回転数が落ちている時には、注意力が散漫になり、余計な事を考えがちになるものなので、時間をかけている割には仕事が捗らず、休憩や気分転換の時間が長くなる。いつの間にか何時間も過ぎている。そういう方が次に陥りがちなのは、長い時間仕事をしている事自体に安心感を求め出すことです。そうすると、ダラダラと一日中仕事をするのをやめられなくなり、就眠時間が遅くなる。生活のリズムが崩れてくるので、ますます脳が働かなくなる。そういう悪循環を自覚した時、まず必要なのは、時間の制約を取り戻すことです」耳が痛いなあ、これ。