集中力の限界は2時間

小林忠嗣さん。「高生産性を生むタイムスケジュールには、達成感と解放感を演出するための配慮が組み込まれています。まず、一時間ごとに消化すべき目標数を微妙に変えて作業にリズムをつけ、処理済件数をチェックして、『やったぁ!』などと叫ぶのです。次に、連続した仕事は、出来如何に係わらず最大二時間として『ようし休憩にしよう』とはっきりけじめをつけ、解放感を与えます。人間が知的作業に集中力を発揮して取り組める最大時間は二時間ですから、二時間ごとに解放感と達成感が得られるような仕事の仕方の設計が大切なのです。二時間以内なら、相当ストレスのかかる仕事でも無理なく集中力を持続することができ、疲労が後に残りません。人間がリズムに乗って集中力を発揮すれば、驚くべき生産性の向上が実現します」2時間経ったら休憩を。