自我と意識魂

nakatomimoka2008-08-25

養老猛司さん。「私たちの自我は、そういうこころの狭くて浅いところに閉じこめられているとしても、周囲の何かによって規定されたり、強制されたりすることを好まず、自分の内面の中から自分の行動への衝撃を取り出そうと願っています。自分に理解できないものは、受け容れようとしません。人に命じられるままに行動するのをいさぎよしとしません。人に言われたことに対して、むしろアマノジャク的に別なことをやりたくなったり、世間の常識よりも自分の中から出てくる要求のほうを大切にしたりします。そういう傾向を持った魂を、シュタイナーは『意識魂』と呼び、そういう傾向が始まったのは14世紀前後からと考えました。そのころから、世界的に、人間の魂のあり方に変化が起こったというのです」あてはまるけれども、単なる我儘やもしれぬ、我の魂。